13日夜、東日本大震災の復興支援に向けて、官民一体となって取り組む災害ボランティア「ふくおか元気応援隊」第3期メンバーが、被災地の仙台へ向けて出発した。きょう(14日)夕、現地に到着し、15日から17日まで活動を行ない、18日昼に福岡へ戻ってくる予定。
第1期メンバーの内訳は、市民ボランティア28名、市職員8名の計36名。市民ボランティアは福岡市が5月に一般募集を行なった。
今回参加する杉田征雄(67)さんは東区に住む元会社員。「この目で現地を見てきます」と力強く語った。
市民局コミュニティ推進部 市民公益活動推進課によると、同隊の第3期からの取り組みは同課から「がんばろう日本」福岡・九州推進協議会と市民局(震災支援担当)になるという。福岡市役所で行なわれた出発式で同協議会の長沼慶也 実行委員長は「私も被災地に行き、いつになったら片付くのだろうかと感じました」「皆さん一人ひとりがそれを片付けていく大事な力です」と激励した。
出発直前、長沼 実行委員長はボランティア一人ひとりと握手をし「ふくおか元気応援隊」第3期が乗ったバスの出発を市役所正面玄関で見送った。
見送りを終えて長沼 実行委員長は「感無量です。ボランティアに行きたい気持ちはあっても、一歩を踏み出すには勇気が必要です。福岡からのボランティア参加は半端でない気持ちが必要です。出発された皆さんは、その勇気を持っていらっしゃって、その熱いハートの部分に感激しています」「一人ひとりの力の結集が復興につながっていくと信じています」と語った。
チーム名「ふくおか元気応援隊」は、被災地の復興支援とともに福岡から「元気」を届けたいという意味を込めて命名された。現在、6月27日に出発する第5期のメンバーまでが決まっており、第6期以降については7月上旬に福岡市HPや「がんばろう日本」福岡・九州推進協議会HPで募集を行なうとしている。
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